まずは根気よく剥いてみる
仮性包茎は、普段は包皮が亀頭を覆っているが、手で剥くなどすれば露出させることができる状態をいいます。外科手術で余分な包皮を取り除けば確実に改善しますが、仮性包茎に対する治療は原則として医療保険が適用されないため、費用が高額になりがちです。もし、自力で治せる方法があるのであればそれに越したことはありません。
仮性包茎を自力で治す方法として最もシンプルなのは、自分で「剥きグセ」をつけることです。手で包皮をペニスの根元の方に引き下げて亀頭を露出させ、元に戻ってきたらまた引き下げるという動作を繰り返せば、徐々に露出した状態を長くキープできるようになります。
ただし、皮を剥くたびに痛みを感じるようなら、無理はしない方が賢明です。そのような時は、お風呂上りにスキンケア用のオイルなどを使いながら試みると、比較的スムーズに剥けます。最初は少ししか亀頭が露出しなくても、根気よく続けることが大事です。
元に戻らなくするグッズもある
自力で皮を剥いてもすぐ元に戻ってしまい、露出状態をなかなかキープできない時は、市販の仮性包茎改善グッズを使うという手もあります。改善グッズにはいくつかの種類があり、通販サイトなどで比較的簡単に入手できます。
仮性包茎改善グッズの中でもポピュラーなものの1つが、矯正リングです。これは、自力で皮を剥いた後に亀頭のすぐ下に装着することで、包皮が元に戻ろうとするのを抑えるというものです。下着に縫い付けられていて、身体を動かしてもずれたりせずにその状態をキープできるタイプの製品もあります。
自力で剥いた皮をそのままの状態に保つ製品としては、矯正テープというものもあります。これは、陰茎に巻き付けるようにして貼ることで、剥いた包皮を固定できるテープです。1日ごとに貼り直す必要がありますが、1枚当たりの単価は安くなっています。
似たような働きを持つ製品で、ジェルタイプのものもあります。皮を剥いた後に塗って、一種の糊のように固定します。
まとめ
仮性包茎でも自力で皮を剥くと痛くてたまらない、という程度の状態であれば医療機関で治療を受けるのがおすすめですが、ある程度スムーズに剥けるのであれば、その状態をキープすることさえできれば仮性包茎は自然に解消します。サポートするためのグッズも市販されています。
デリケートな部分なので皮を傷つけてしまうなどのリスクには十分注意しなければなりませんし、衛生面にも気を遣う必要がありますが、根気よく続けることで改善を目指せます。